探偵と警察の6つの違い | 浮気調査は警察にも依頼できる?

  • 探偵と警察の違いは?
  • 浮気調査は警察医も依頼できる?

この記事ではこのような疑問、悩みにお応えします。

探偵と警察は何かを調べる機関(人)という点では共通しています。そこで、探偵と警察ではどのような点に違いがあるのか、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか?そこで、この記事では、探偵と警察の違いや浮気調査は探偵と警察のどちらに依頼すべきなのかについて詳しく解説したいと思います。

探偵と警察との違い

まずは、探偵と警察との違いをみていきましょう。

公的機関か私的機関か

一番の大きな違いは公的機関か私的機関かということです。

警察は、国の警察と地方の警察にわかれ、国の警察は内閣総理大臣を地方の警察は都道府県知事を頂点として組織する公的機関です。公的機関であるため、組織で働く警察官は皆公務員ですし、社会の治安を守ることを使命としています。

一方、探偵は、警察のように組織された公的機関ではありません。意外にも組織よりも個人で探偵業を営んでいる探偵が多いのが実情です。探偵になるには、公務員試験のような試験を経る必要はなく、警察に届出を出しえすれば探偵を名乗ることができます。

調査(捜査)の目的

次に、調査(捜査)の目的が違います。

警察は、窃盗罪や殺人罪、交通事故をはじめとする犯罪を犯した人に対して国家が刑罰権(死刑、懲役、罰金など)を行使できるようにするため、刑事裁判で必要となる証拠を集める捜査機関です。

一方、探偵は、国家の刑罰権行使のために調査する機関ではありません。浮気の慰謝料請求のように、個人が個人に対して私的権利を行使できるように証拠を集めたり、ストーカー、隣人トラブルのように、個人と個人の問題を解決するために調査したり、証拠を集めるのが探偵です。

強制力を行使できるかどうか

次に、強制力を行使できるかどうかです。

警察は、裁判官に令状を請求し取得できれば、人の身体を無理やり拘束したり(逮捕)、人の家に勝手に上がり込んで物を探して発見したら差し押さえたりする(捜索・差押え)ことが可能です。

一方、そもそも探偵には裁判官に対する令状請求権が認められていません。そのため、探偵は逮捕や捜索・差押えなどといった強制力を行使することができません。法律が探偵に認めている権限は尾行、張込み、聞き取りやこれらに類する調査(写真や動画撮影など)だけです。

調査(捜査)に着手するタイミング

次に、調査(捜査)に着手するタイミングが違います。

警察よりも探偵の方が調査に着手するタイミングははやいです。探偵はことが起こる前か調査してくれますが、警察は基本的にはことが起こってからしか捜査してくれません。

もっとも、ストーカーやいじめなどの事案で見られるように、ことが起こってからでは取り返しがつかない事態に発展してしまうことがあります。そこで、可能な限りはやい段階でストーカーやいじめなどの証拠を集め、集めた証拠をもとに警察に捜査を促すという役割も探偵が担うことがあります。

費用がかかるかかからないか

最後に、費用がかかるかかからないかの違いがあります

警察は国、または地方の公的機関で、運営費は税金で賄われているため、警察に相談したり、実際に警察に捜査を始めてもらったからといって費用は発生しません。

一方、探偵は自費で運営しているため、その分の費用を依頼者に負担してもらう必要があります。負担しなければならない費用は、依頼する探偵はもちろん、調査依頼の目的や調査期間、利用する料金体系などによって大きく異なります。

不倫・浮気は探偵に相談するのが基本

ここまで探偵と警察の違いをみてきましたが、不倫・浮気に限っていえば、探偵に相談するのが基本です。法律上は不倫・浮気は犯罪ではなく、個人対個人の問題であるため、警察が介入することはできないからです(民事不介入の原則)。

もっとも、不倫・浮気に加えてDV被害を受けており、生命・身体への危険を感じる場合は、いっこくもはやく警察に相談すべきです。DV被害を受けている場合は傷害、暴行などの刑事事件に発展しており、まさに警察が取り扱うべき事案だからです。相談すればシェルターや相手をあなたに近づけさせない措置を取る手続きも案内してくれますので、はやめに相談しましょう。

 

今回の内容は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

小吹 淳

小吹 淳

こぶき行政書士事務所 行政書士(登録番号 佐賀県22410162)
国家公務員時代は刑事事件の捜査、裁判を経験。退職後は法律事務所に事務員として勤務し、犯罪被害者・加害者の双方のサポートを経験する。現在は、夫婦間契約書を中心に取り扱う行政書士として、離婚公正証書、離婚協議書、示談書、誓約書の作成やチェック等の業務をメインに取り扱う。過去の刑事事件の捜査、裁判の経験を活かして、不倫や探偵の情報発信にも力を入れている。