【妊娠中に浮気されたら?】浮気する男(夫)の心理・気持ちと対処法

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✔ どうして妊娠中に浮気されやすいのでしょうか?
✔ 妊娠中に浮気されないためにはどうしたらいいでしょうか?
✔ 妊娠中に浮気されたらどうしたらいいでしょうか?

この記事ではこのような疑問、悩みにお応えします。

好きな夫の子供を妊娠して、これから幸せな生活を送ろうとした矢先、「夫に浮気されたら?」、「すでに夫が浮気していたら」と考えるとゾッとしますよね。しかし、後でみるように、妊娠中に浮気される人は意外と少なくないのが現実のようです。

そこで、この記事では、妊娠中に浮気する夫の気持ちをご紹介するとともに、妊娠中に浮気されないための対処法、万が一浮気された場合の対処法について詳しく解説していきたいと思います。

妊娠中に浮気する夫の気持ち

まず、はじめに、どうして夫が妊娠中に浮気してしまうのか?夫の気持ち、心の中を分析してみましょう。

セックスレスで欲求不満

まず、セックレスで性的欲求が満たされずに浮気に走る男性は多いです。

女性にとって妊娠中は肉体的にも精神的にも非常に辛い時期。ホルモンバランスの乱れから情緒不安定になったり、うつ病を発症することもあるほどです。妊娠中は、まずはご自分の身体やを赤ちゃんのことを優先させなければなりません。

加えて、仕事や家事、育児などの同時並行でこなしていかなければならず、体力的・精神的にセックスできる余裕などなく、夫からの求めにもつい拒否してしまう方も多いと思います。

一方の男性は、妊娠による肉体的、精神的な影響はまったくといっていいほどありません。以前と変わらず性欲旺盛なのに、妻から拒み続けられているとやがて性的なストレスを抱えるようになり、他の女性で性的欲求を満たそうと浮気する可能性があります。

妻がかまってくれなくて寂しい

次に、妻がかまってくれない、関心をもってくれなくて寂しいという気持ちです。

妊娠中の妻はどうしてもお腹の中にいる赤ちゃんやご自分のことに関心がいきがちで、夫のことなどかまっていられないという心理状態になりがちです。自分のお腹の中に大切な命を身ごもっているわけですから、これは至極当然なことです。

一方、話題の中心が赤ちゃんや妊娠中の妻のことばかりに向けられると、夫は、「自分には関心がなくなってしまったのか?」、「好きでなくなってしまったのか?」、「自分よりも赤ちゃんのことが大切なのか?」などと寂しさを感じるようになります。

一般に、妻は夫よりも母親となる自覚をもち、夫から自律できるペースがはやいと言われています。一方の男性は、妻が妊娠しても父親の自覚をもちづらく、妻と妊娠前のような関係でいたいと望むケースが多いのが特徴です。

妻の変化についていけなくなった

次に、妻の変化についていけなくなったという夫もいます。

妊娠すると誰しも見た目・体型が変わります。以前のようにお洒落をしたり、完璧な化粧をして過ごすことも難しくなります。また、外見だけでなく、性格や価値観などの内面にも変化が見られるようになります。

体調やホルモンバランスの乱れもあって、ちょっとしたことや以前は許せていたことでも、ついイライラして夫に当たってしまうこともあるでしょう。

一方の夫は、本来であれば、妻のこうした変化も素直に受け入れるべきですが、すべての夫が受け入れることができるとは限りません。妻の変化についていけず、いつの間にかストレスを溜めこみ、他の女性に心を移してしまうことも考えられます。

妊娠中に浮気されないための対処法

では、妊娠中、夫に浮気されないためにはどうすればよいのでしょうか?

妊娠中のセックスについて話し合う

まず、妊娠中のセックスについて、夫とよく話し合っておくことです。

あなたが考えている以上に、男性は女性の身体や妊娠について無知な部分が多いです。そのため、妊娠中にセックスすることには理解を示しつつも、気を付けなければならない情報を夫と共有し、ルール作りをしておくことが大切です。あなたがして欲しくないと思うことは夫にストレートに伝え、理解を求めておきましょう。

妊婦検診についてきてもらう

次に、夫に妊婦検診についてきてもらうことです。

エコーなどで赤ちゃんの状態を直に確認することで、徐々に父親としての自覚も芽生えてくるでしょう。また、担当医師からあなたの健康状態、お腹の中の状態を聞くことで、夫のあなたの身体に対する理解度、配慮の仕方も変わってくるでしょう。妊婦検診を通してこれまで妻の妊娠が他人事だったのが自分事として変わることが期待できます。

夫への関心、気遣いを忘れない

次に、夫への関心、気遣いを忘れないことです。

前述のとおり、妊娠中は夫のことは置き去りにしがちですから、意識して夫への関心、気遣いも忘れないようにしなければなりません。夫の好きな料理を作ってあげる、率直に感謝や労いの気持ちを伝えるなど、できる範囲で、「夫のことを忘れていない」、「あなたが一番」という想いを「形」にして示すことが大切です。

周囲に協力を求める

次に、周囲に協力を求めることです。

妊娠中は肉体的にも精神的にも大きな負担がのしかかります。そんなときに無理をするとあなた身体を壊すばかりではなく、赤ちゃんにも悪影響を及ぼし、最悪の場合、流産や死産につながってしまう危険もあります。

まずは、ご自分の身体のことを第一に考え、無理をする前に周囲の協力を借りる、公的支援(※)を活用するなどしてうまく乗り切っていくことが大切です。

あなた自身に体力的・精神的な余裕がなくなると、家族や夫のことを気遣う余裕もなくなります。ご自分の健康は家族や夫のためであることも忘れず、無理が来そうな場合ははやめに周囲に相談しサポートを求めましょう。

※妊婦検診(公的機関による医療費の一部負担)などの経済的支援のほか、ケアマネージャーや保健師などの自宅訪問・相談などの支援もあります。支援内容は各市区町村によって異なります。詳細は各市区町村の子育て支援課などの部署に尋ねてみましょう。

妊娠中に浮気されたときの対処法

万が一、妊娠中に浮気された場合はどうすればよいのでしょうか?ここでは、妊娠中に浮気された場合の対処法について解説します。

様子をみる(すぐに問い詰めない)

まず、様子をみること、何もしないこと、言い方を変えれば、すぐに問い詰めないこと、泳がせることです。

浮気と一言でいっても、一時的な浮気から、関係解消が難しい重度の浮気まであると思います。仮に前者の浮気だった場合は、自然にあなたのものに帰ってくる可能性があります。事を荒立てたくない、今回限りは許してやろうという気になれば、何もしないという手もありかと思います。

また、浮気されたと思って、パートナーをすぐに問い詰めることは後述する証拠集めの観点からもマイナスです。パートナーを問い詰めるとパートナーに浮気を疑っていることがバレます。そうすると、パートナーの警戒心が高まって証拠を集めることが難しくなってしまいます。しばらく泳がせてみると意外にボロが出やすいですから、すぐに問い詰めたい気持ちをグッと我慢することも必要です。

浮気の兆候をつかむ

次に、できる範囲で浮気の兆候をつかんでみることです。

浮気の兆候は様々ですが、妊娠中の浮気に特有の兆候もあります。たとえば、

✔ 妊婦検診に誘っても断る
✔ 妊娠、出産のイベントに行きたがらない
✔ 赤ちゃん関連の買い物についてこない
✔ 赤ちゃん関連の出費を渋るようになる
✔ 妊娠、出産、子供の話を避ける、したがらない
✔ 親、親族との付き合いを渋り始める
✔ 里帰り出産をしきりに勧めてくる
✔ 里帰り中の電話、メールの返信が遅い、実家に会いに来る頻度が減る

✔ 次のことを言われる
・「おろしてくれ」
・「オレの子(赤ちゃん)ではない」
・「お前との将来がみえない」
・「一人になりたい」 など
などです。
何かおかしいな、変だな、と直感的に感じた場合は、日記やメモ帳などに感じたことをメモして書きとどめておきましょう。あとで見返したときに何かの役に立つかもしれません。

浮気調査する

次に、できる範囲で浮気調査してみることです。

仮に浮気の兆候が出たからといって、浮気していると断定はできません。パートナーが浮気しているとの確証を得るには、本当に浮気しているのかどうか調査する必要があります。また、調査の過程で浮気を証明できる証拠を集めておく必要があります。証拠は離婚の場合はもちろん、修復でも必要です。

浮気調査の中にはパートナーのスマホチェックなど、ご自分でできるもの、ご自分でしかできないものもあります。妊娠中ということで無理は禁物ですが、できる範囲でやってみましょう。決定的な証拠をつかめるかもしれません。また、パートナーの行動パターンがつかむことができれば、探偵に浮気調査を依頼した際の費用の節約にもつながります。

探偵に相談、依頼する

次に、探偵に相談、依頼することです。

先ほど「浮気調査の中にはご自分でできるものがある」という話をしましたが、反対に、尾行や張込み、張込み現場での動画・写真撮影などご自分ではできないもの、やってはいけないものもあります。

パートナーが不貞を行っている疑いが高く、パートナーと浮気相手とがラブホテルに出入りする場面を抑えなければいけない、という場面では、浮気調査のプロである探偵に相談、依頼しましょう。

以下の記事では、筆者がおすすめする探偵をご紹介するとともに、はじめての方でも安心な探偵の選び方などについて詳しく解説しています。探偵に依頼しようか迷われている方はぜひ一度参考にしてみてください。

今後のパートナーとの関係を考える

次に、浮気調査と並行して、今後のパートナーとの関係についても考えておく必要があります。すなわち、このまま関係を続けるのか、離婚するのかということです。

いずれの道を選ぶかは、あなたの気持ち、パートナーの気持ち、パートナーと浮気相手との関係の深さ、お腹にいる子供のことなど様々な要素が絡み合ってすぐには結論は出せないと思います。

一人で悩まず、まずは親や同じ経験をした人に相談してみるのも一つの方法です。ただし、専門家ではないため、アドバイスを鵜呑みにせず、最終的には夫婦カウンセラーなどの専門家に相談してみた方がよいと思います。

とはいえ、あまり時間をかけてもいられません。婚姻関係を続けるか、離婚するかによって今後あなたがやるべきことが異なりますが、いずれの道を選択するにせよ、それなりの準備期間が必要となります。

パートナーと話し合う

修復、あるいは離婚の準備が整った段階でパートナーに話し合いを切り出します。話し合いを切り出すタイミング、切り出し方にも注意が必要です。

修復を望むにせよ、離婚を望むにせよあなたの一存だけでは決めることができません。パートナーとの話し合いはできれば避けたいとは思いますが、1回で終わらせようとせず、今後の関係に関するお互いの意見が一致するまで時間をかけて話し合いましょう。

修復か、離婚か、なかなか結論が出ない場合は別居も検討しましょう。ただし、別居するにあたっても様々なことを話し合い、取り決めなければいけません。パートナーに無断で出ていくことは止めましょう。

まずは出産に集中しませんか?

ここまで修復か、離婚かという話をしてきましたが、これはいずれ結論を出せばいい話であって、今すぐに結論を出しましょう、出すべきという話ではありません。特に妊娠中は結論を急がず、修復か離婚かはひとまず置いといて、まずは目の前の出産に集中した方がよいでしょう。

妊娠中はご自分やお腹の赤ちゃんのことで精一杯だと思います。通常時に比べて体が思うように動かず、仮に離婚の意思に火がついても、離婚に向けた準備を十分に進めることは難しいでしょう。

新しい命を授かることはこの上ない喜びですが、妊娠、出産を経て、あなたの心と体は想像以上に疲弊しています。出産後は、育児の傍ら、自分の心と体をゆっくり休めなければいけません。そうした状況を一人で乗り切っていけるのかよく考えなければいけません。

また、出産後は、夫の父親としての自覚が芽生え、心が入れ替わり、自然と浮気をやめることも期待できます。我が子を直に見て、触って、抱いて、育児する経験は、出産前とは比べものにならないくらいの喜びです。

子どもは両親の愛情を受けながら育ていくことが理想です。離婚したからといってそれが不可能になるわけではありませんが、経済的な面も含め、トータルで考えるとひとまず離婚せず、このまま様子を見るという選択肢をとってもいいのではないでしょうか。

まとめ

妊娠中は特に浮気されやすい時期でもあります。妊娠中の夫の心の中をよく想像し、浮気されないようできる限りの配慮は必要です。万が一、浮気の兆候が出始めたら調査して証拠をつかむべきですが、無理は禁物です。ご自分で調査することが難しい場合は、探偵に相談、依頼することも検討しましょう。

浮気が事実の場合は修復か、離婚かを検討する必要がありますが、妊娠中ということもあってすぐに結論を出すべきではありません。まずは目の前の出産に集中し、出産後落ち着いてからどちらの道を選ぶのか考えても遅くはありません。離婚は簡単にできますが、離婚した後はもとの生活、関係に戻ることはできません。

この記事を書いた人

小吹 淳

こぶき行政書士事務所 行政書士(登録番号 佐賀県22410162)
離婚業務を中心に取り扱っている行政書士です。離婚公正証書、離婚協議書、別居合意書、面会交流契約書、示談書、誓約書等の書面を作成したり、チェックしたりしています。ご相談は回数を問わず「無料」です。ご希望の方はお気軽にお申しつけください。