夫婦関係を修復したい!失敗しないやり方、やってはいけないことは?

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夫婦関係を修復したいけど

■ そもそも修復可能なの?

■ 修復できない場合ってどんな場合?

■ 修復するには何をやるべき?

■ 何をやってはいけない?

この記事は上記の疑問、お悩みにお応えする内容となっています。

夫婦関係が悪化する場合、「離婚」の選択肢が頭をよぎる方も多いと思います。

しかし、離婚は結婚よりもエネルギーを必要とする、という言葉を聞いた方もいると思います。

離婚するにしても様々なことを準備した上で、配偶者と話し合って取り決めなければなりません。

きちんと取り決めなければ、あなたが苦労する生活を送らざるをえなくなります。

そこで、離婚せずに夫婦関係を修復していく、という選択肢を取ることも一つの方法です。

この記事では、元検事で夫婦問題カウンセラーの資格をもち、かつ、二児の父親でもある私が、夫婦関係を修復していくための「ヒント」をご紹介します。

ぜひ、最後までご一読いただき参考にしていただければと思います。

離婚は、多くの人の人生にとって一度、経験するかしないかの出来事。そのため、離婚に向けて何をどう準備すればよいのかわからない、とお困りになるのも当然といえます。そこで、今回は、離婚後の生活を左右しかねない離婚の準備について詳しく解説します。離

夫婦関係の修復が可能なケース

まず、夫婦関係を修復しようとするにしても、そもそも修復が可能かどうかを見極める必要があります。

可能であれば修復に向けて行動する必要があります。

一方で、「難しいかな?」と感じた場合は、離婚も視野に入れる必要があります。

以下では、夫婦関係の修復が可能なケースを挙げましたので参考にしてみてください。

自分から変われる

夫婦関係を修復する上で最も大切なことは、

自分から変われるか

ということです。

夫婦関係が悪くなればなるほど配偶者のせいにして、配偶者から変わることを求めがちです。

しかし、それは配偶者も同じことです。配偶者もあなたに変わって欲しいと考えています。

そして、お互いが同じ気持ちでいるといつまでたっても(修復の)ゴールにたどり着くことができません。

自分の理想に近づくよう配偶者を変えるということはそう簡単なことではありません。

そこで、まずは自分から変わることが夫婦関係を修復する上での第一歩となります。

自分から変われば配偶者も変わります。

反対に、自分が変わらなければ、配偶者も変わりません。

価値観、常識を変えることができる

何を変えるべきなのかを一言でいえば、それはあなたの価値観や常識です。

夫婦はもともと血の繋がっていない者同士。

価値観や常識が異なっていて当然です。

しかし、その価値観や常識を配偶者にも求めすぎると摩擦が生まれ、夫婦問題に発展しやすくなります。

まずは、「夫(妻)だから~すべき」というあなたの中の思い込みをいったん捨て去ることからスタートです。

また、同時に、配偶者の価値観や常識にも合わせる、受け入れることも大切です。

すなわち、歩み寄りの姿勢を見せることも必要になってきます。

配偶者への想い(愛情)が残っている

次に「誰のために変われるのか」という点です。

あなたがいくら変わろうとしても、完全に想いをなくした配偶者のために変わることはできないでしょう。

一方で、少しでも思いが残っていれば、多少の困難にぶつかっても

「●●のためなら」

とモチベーションを維持しながら少しずつでも変わっていくことができます。

また、後述しますが、修復のためには配偶者への思いやりや感謝の気持ちをもつことが非常に大事です。

ただ、思いやりや感謝の気持ちをもてるのも、配偶者への想いがあってこそです。

今現在は配偶者への想いが失われていても、時の経過とともに徐々に回復することもあります。

すぐに結論を出す必要はありません。

じっくり時間をおいて配偶者への想いを確かめてみるのも一つの方法です。

コミュニケーションを取れる

夫婦関係を修復する上では、今まで以上にコミュニケーションを取っていく必要があります

多くの夫婦が「夫婦関係の悪化=コミュニケーション不足」に悩んでいます。

ただ、配偶者とコミュニケーションを取れるかどうかは、配偶者があってのことです。

あなたの力だけで解決できる問題ではありません。

そもそも配偶者がコミュニケーションを完全に拒絶している場合は修復が難しいかもしれません。

一方、少しでも可能性がある場合やその可能性にかけてみたい場合は、あなたからの積極的なアプローチも必要となります。

コミュニケーション不足の原因はお互いの無関心に端を発しています。

そこで、配偶者に関心をもって接することができるかどうかがコミュニケーションを回復する上での鍵となります。

また、すぐには円滑にコミュニケーションを取れなかったとしても大丈夫です。

思いやりや感謝の気持ちを示し続けていれば、いつかは配偶者の心に届きます。

やってはいけないことは、はじめから「あの人は話の通じない人だから」と決めつけて、自分から修復の道を閉ざしてしまうことです。

配偶者が改心することを信じて自分から行動することが必要です。

夫婦関係の修復が難しいケース

一方、夫婦関係の修復が難しいケースは以下のとおりです。

DV・モラハラを受けている

DV・モラハラを受けている場合は、そもそもあなたに修復の気持ちがない場合がほとんどです。

また、配偶者に修復を求めることも困難といえます。

この場合は修復ではなく別居・離婚を選択すべきです。

浮気が常態化している

浮気が短期間、一度だけ、という場合は修復は可能かもしれません。

しかし、浮気が長期に及んでいると、配偶者の心はあなたから離れている可能性もあります。

また、浮気を繰り返すということはあなたに気がないからからもしれず、修復は難しいかもしれません。

「今のままの自分でいたい」と考えている

前述のとおり、自分から変わることが夫婦関係を修復する上での第一歩です。

自分が変わらない限り、事態は現状のままか悪化する一方です。

変われない、変わる自身がない場合という場合は、同じ価値観を共有できる配偶者を選択するというのも一つの方法です。

コミュニケーションが取れない

夫婦関係を修復する上でコミュニケーションは必要不可欠です。

■ 何度持ちかけても話し合いに応じてもらえない

■ 何度話してもかみ合わない

■ いつも喧嘩になって冷静な話し合いができない

などという場合は、今後もコミュニケーションを取ることができず、修復は難しいかもしれません。

ただ、簡単にあきらめてしまうのも問題です。

あなたの言い方や態度一つで、状況がガラリと変わる可能性もあります。

また、後述するように、直接の話し合いが難しい場合はカウンセラーなどの第三者を間に入れるのも一つの方法です。

夫婦関係を修復するためにやるべきこと

それでは、ここからは夫婦関係の修復に向けてやるべきことをご紹介します。

できるものから少しづつ始めてみましょう。

過去を振り返ってみる

まずは、過去を振り返ってみて、

■ 夫婦仲がうまくいっていたときのこと

➡ 時期・期間、原因、心がけていたこと、会話の内容、思い出

■ 夫婦仲が悪くなってきたときのこと

➡ 時期、きっかけ、印象的な出来事、原因、会話の内容、配偶者にとった対応、配偶者の不満

など思い出してみましょう。

すると、

  • 「新婚時代は恋人時代と同様に会話ができていた」
  • 「でも、子供ができてから、段々と夫婦の会話が減ってきたかも」
  • 「その頃から子育てに集中しすぎて、夫(妻)のことに関心がもてなくなったかも」

などと徐々に問題点に気づいてきます。

問題点に気づくことで、次の行動に移すことができます。

この気づきこそが自分が変わるためのの第一歩となります。

原因を深堀して対策を考える

何が間違っていたのか気づけたら、自分なりに対処法を考えてみましょう。

対処法を考える際は、自分自身に「なぜ、なぜ」を問いかけて、原因を深堀するのがコツです。

前述の例を用いると次のような感じです。

■ 夫に関心がもてなくなったのはなぜ?

■ 夫が子育てに消極的だから

■ 夫が子育てに消極的なのはなぜ? 

➡ 本当に消極的?

■・夫の仕事が忙しくて疲れていたから? 

  ・夫に要望を伝えきれていなかったから?

もちろん、一つの「なぜ?」に対して、原因が一つや二つだけの単純なものではありません。

実際には複数の原因が絡み合っていることの方が多いでしょう。

ただ、原因を一つ一つ丁寧にひも解いていくことで、適切な対処法にたどりつくことができます。

ここで大切なことは、あなたの主観(価値観、常識)をいったん捨て去り、フラットな目線で考えてみることです。

前述の例を用いると、夫が子育てに「消極的」という部分が主観にあたる部分です。

ただ、消極的と考える前に、本当に消極的だったのかどうか立ち止まって考える必要があります。

もし、客観的にみて消極的でない場合は、原因は別のところにあるかもしれません。

また、繰り返しになりますが、すべて配偶者のせいにしないことも大切です。

たとえば、夫が仕事で忙しくて疲れていたのであれば、すべてを夫や夫の仕事のせいにしてはいけません。

そのときのあなたの対応はどうだったのか、冷たい態度に出てはいなかったか、冷静に振り返ってみましょう。

話し合いの機会を設ける

あなたの中で気持ちの整理がついたら話し合いの機会を設けましょう

ここで

  • 「話し合うのが面倒」
  • 「話し合いしなくてもいつかはわかりあえる」
  • 「話し合いなど必要ない」

などと考える方もいますが大きな誤解です。

夫婦の溝が深まっていない場合や日頃からコミュニケーションが取れている場合を除いては、意識して話し合いの機会を設ける必要があります。

前述のとおり、今現在はコミュニケーション不足に陥っていることが多いでしょう。

意識して話し合いの機会を設けることで、コミュニケーションのきっかけを作ることができます。

また、話し合いは、これまでお互いがため込んでいた胸のうちを打ち明けるいい機会になります。

配偶者の考えを知ることで、これまで気づけなかったことにも気づくことができ、今後に生かすことができます。

修復したい気持ちをストレートに伝える

話し合いでは、配偶者に修復したい気持ちをストレートに伝えましょう。

あなたから正直に想いを伝えられた配偶者も嬉しいものです。

配偶者も、

  • 「まだオレ(私)に想い(愛情)があるんだ」
  • 「考えてくれているんだ」
  • 「まだまだ大切にしてくれるかも」

という思いが頭をよぎるはずです。

配偶者にあなたの想いが届けば修復までのゴールがぐっと近づきます。

建設的な話し合いになるよう心がける

建設的な話し合いとするためには話し合いまでの準備、切り出し方、タイミングも大切です。

この点については以下の関連記事で詳しく解説しています。

話し合いではあなたにとって嫌なことを言われるはずです。

しかし、ここで感情的になってしまうとせっかくの話し合いの機会が台無しになってしまいます。

配偶者の主張(不平・不満)にこそ修復のためのヒントが隠されています。

一方的に主張するのではなく、配偶者の主張にも意味を傾けましょう。

話しを遮らず、配偶者の話を最後まで聞くことが大切です。

意識的に配偶者に関心をもって接する

繰り返しになりますが、

配偶者への無関心➡コミュニケーション不足➡夫婦関係の悪化

という流れを作ってしまいます。

そのため、夫婦関係を修復していく上では、これまで以上に意識して配偶者に関心をもち、接していくことが必要です。

「はじめから関心をもつことが難しい」という場合は、配偶者の趣味に関心をもってみるのもよいでしょう。

そして、自分にもできそうな場合は一緒にやってみることをおすすめします。

あるいは、配偶者が抱えている悩みに関心をもつだけ、聞く(聞き役に徹する)だけでもよいです。

そうすることで徐々に配偶者への関心を取り戻し、コミュニケーションへの抵抗もなくなっていきます。

また、配偶者に関心をもつことと同時に、配偶者に関心をもってもらうよう努力することも大切です。

関心をもってもらうためには、まずはお互いの不平・不満を把握することからはじめましょう。

思いやりを「形」にする

コミュニケーションと同様に大切なのが、常日頃から、配偶者に思いやりの気持ちをもって接するということです。

思いやりの気持ちをもつことで、自然と配偶者にもその気持ちが伝わります。

そして、配偶者からからも思いやりをもって接してもらえるようになります。

そうすると、これまでのギスギスした関係が徐々に緩和されていきます。

ただ、思いやりの気持ちを自分の中でため込んでいてもなかなか配偶者には伝わりません。

そこで、ぜひその思いやりの気持ちを、以下のように「形」で表現してみてください

■ 仕事に行く際、玄関まで見送る

■ 靴を履きやすいよう並べておく

■ 帰宅に合わせてお風呂を沸かしておく

■ 帰りが遅いときは、夕食と一緒に「お疲れ様」のメモ紙を添えておく

■ 夫、妻(家族)が喜びそうな物をプレゼントする

いずれもその気さえあれば今日からでもできるものばかりです。

上記以外にもご自分できることを考え、ぜひ実践してみましょう。

感謝や挨拶を「言葉」にする

夫婦ともなるとなんでも「当たり前の関係」となり、つい感謝や挨拶をおろそかにしがちです。

しかし、感謝は配偶者への思いやりの気持ちが詰まっている行為です。

また、挨拶は会話のきっかけとなる大切なコミュニケーションツールの一部といえます。

そこで、感謝や挨拶を「言葉」にすることが大切

「今はまだ感謝の気持ちなどもてない」という方は、配偶者に求めているハードルが高すぎている可能性があります。

「〇〇してくれないから感謝できない」などと思ってはいませんか?

ただ、これは、自分で勝手にハードルを高くして、勝手に感謝できない、って思いこんでいるだけかもしれません。

もっとハードルを低くして、配偶者がいること自体に感謝してみませんか?

それでも「無理だ」という方は、もし、

今日、明日にでも配偶者がいなくなったら、あなたがどんなことに困るのか

を具体的に想像してみてください。

そうすることで配偶者がいてくれることのありがたさや感謝の気持ちがわいてくるはずです。

共通の趣味、共有できる時間をつくる

配偶者に関心をもつことと関連する話ですが、夫婦で趣味(話題)を共有することも大切です。

趣味を共有することでこれまで繰り返し述べてきた

■ 配偶者に関心をもてる

■ コミュニケーションが増える

ことにつながります。

 配偶者の趣味を自分も始めてみる

■ 一緒にアウトドアにでかける

■ テレビ番組や映画を見る

■ 料理を作る

■ 散歩する

■ ガーデニングや野菜作りをする

など、できることからチャレンジしてみるとよいです。

その他、一日、数分、数時間でもよいですので、一緒に共有できる時間を作ることも大切です。

おすすめは一緒に食事を摂ることです。

食事の準備は大変ですが、食事では

  • 「おいしい(まずい)」
  • 「どうやって作ったの?」

など自然と会話がはずみます。

夫婦共働きの場合は、3食のうち1食、週に〇食などと決めて、無理のない範囲からはじめてみましょう。

夫婦関係を修復する際にやってはいけないこと

反対に、夫婦関係を修復する上でやっていはいけないことをご紹介します。

自分の主張ばかりする

前述のとおり、夫婦関係を修復する上で大切なのはコミュニケーションです。

ただ、コミュニケーションはまずは「相手の話を最後まで聞くこと」ではじめて成立します。

言いたいことだけを言って、配偶者の言うことには聞く耳をもたない、という姿勢ではコミュニケーションは成立しません。

責める、問い詰める、要求する

浮気されるとつい感情的になって配偶者を責めたり、問い詰めたり、あるいは「●●して欲しい」などと要求しがちです。

もちろん、あなたは浮気された方ですから配偶者を責めたり、問い詰めたりすることは当然のことです。

また、自分の要求を伝えることは夫婦関係を修復する上では必要なことです。

しかし、あまりにも度が過ぎると、配偶者にとってあなたは居心地のよい存在ではなくなってしまいます。

そうすると、再び、配偶者の心があなたから離れ、浮気される可能性があります。

求めすぎる

あなたが配偶者を過度に責めたり、問い詰めたり、要求したりするのは、あなたの

「こうなって欲しい」

という配偶者に求めるハードルが高いからです。

夫婦関係を修復する上では、まずはあなたの価値観や常識を捨て、ハードルをさげることです。

そして、あなたにとっては「当たり前」ということでも、感謝の気持ちを示せば、徐々に配偶者の心を取り戻すことができるようになります。

浮気のことを蒸し返す

夫婦関係を修復していく上では配偶者と対立することもあるでしょう。

ただ、その際に絶対にやってはいけないことは、過去の浮気のことを蒸し返すことです。

配偶者が最も嫌うのは、あなたから過去の浮気のことをいつまでも追及されることです。

一度清算したはずの過去の浮気を蒸し返すと、再び、夫婦関係を悪化させる原因にもなりかねません。

修復すると決めた以上は、絶対に過去の浮気の話を蒸し返してはいけません。

行動を監視する(束縛する)

一度、浮気されると「また、浮気されるのではないか?」と心配になって、配偶者の行動を監視しがちです。

ただ、それは却って逆効果です。

監視して配偶者に束縛感を与えると「信用されていないのではないか?」と思わせます。

また、人は束縛が強い状況だとストレスを溜めこみます。

ストレスが溜まると、ストレスを解消するために、再度浮気される可能性があります。

どこまでが許容範囲でどこからが許せないのか夫婦でよく話し合い、できれば誓約書などの書面に残しておくと安心ですね。

困ったらカウンセラーに相談

この記事の冒頭で、夫婦関係を修復していく上では

■ 自分から変わること

■ 自分の価値観や常識を見直すこと、変えること

がすべての出発点という話をしました。

とはいえ、

■ どう変わればよいのか
■ そもそも自分の価値観や常識を見直す必要があるのか
■ どこが間違っているのか

など、自分自身でもわからないケースも出てくると思います。

そうした場合は夫婦問題カウンセラーに相談してみるのも一つの方法です。

カウンセラーに相談することで、今まで自分が気づけなかったことにも気づけるようになります。

繰り返しになりますが、この「気づき」こそが次へのステップの第一歩となるのです。

また、配偶者と一対一で話し合うのに自信がないという場合にもカウンセラーに間に入ってもらうのもよいでしょう。

カウンセラーを間に入れることで話し合いがスムーズに進む可能性があります。

ただし、配偶者に「あなたの味方をするカウンセラー」という印象を与えないよう、できれば、夫婦一緒に相談するのがよいです。

その際は、誰が費用を負担するかなど、よく話し合った上で相談する必要があります。

 

今回の内容は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

リョマ

リョマ

元検事の法律ライター プライベートや家族との時間を確保するため自主退官/行政書士、離婚カウンセラー有資格者/常に「当事者の視点」に立ち、正確で、わかりやすく、役に立つ法律情報を発信中/婚姻歴7年/二児の子供をもつ父親/近年は実体験をベースとした離婚・浮気の情報発信に力を入れている