不倫相手との話し合いを有利に進めるための切り出し方、進め方を解説

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不倫相手と話し合いをしたいけど、

  • 話し合いを有利に進めるためのコツは?
  • 話し合いの切り出し方、タイミングは?
  • 話し合いをどう進め、何を聞けばよいか分からない
  • 話し合いの後にやるべきことは?

この記事は上記のような疑問・お悩みにお応えする内容となっています

記事の前半では話し合いの目的、話し合いまでに済ませておくべきことを解説します。中盤から後半では、話し合いの進め方について解説します。

不倫相手との話し合いにも手順があります。この手順さえ守れば、話し合いを有利に進めることができます。

この記事をお読みいただければ不倫相手との話し合いを有利に進めるためのコツをつかめます。

不倫相手と話し合いをする目的

不倫相手と話し合いをする最大の目的は、不倫相手から

■ 不倫の事実関係

=肉体関係の有無、故意・過失(※)

※浮気相手が配偶者を既婚者だと知っていたこと(故意)

あるいは、注意すれば知ることができたこと(過失)

■ 配偶者との関係解消

■ 慰謝料の支払い

の3点を確認することにあります。 

また、話し合ったこと、確認したことを明確にするために

示談書、誓約書にサインできるか

もきちんと確認しておかなければなりません。

話し合いの前にやっておくべき事前準備

不倫相手との話し合いを少しでも有利に進めるためには事前準備は欠かせません。

話し合いの前にやっておくべき事前準備は次の9つです。

  1. 浮気調査(証拠集め)
  2. 探偵へ相談、依頼
  3. 今後の方向性を決める
  4. 配偶者に話し合いを切り出す
  5. 不倫相手用の誓約書、示談書(いずれも原案)を作成する
  6. 請求書面・内容証明を作成する
  7. 話し合いの場所を探す
  8. ボイスレコーダーを準備する

①浮気調査~④配偶者との話し合い

配偶者に浮気の兆候が出始めたら浮気調査から始めましょう

浮気の兆候や配偶者との話し合いまでの手順などは以下の記事で詳しく解説しています。

⑤不倫相手用の誓約書、示談書(いずれも原案)を作成する

配偶者との話し合いの結果、

  • 関係修復(離婚しない)
  • 離婚する

のいずれかの選択を取ることになるかと思います。

このうち特に「関係修復」を選択した場合は、慰謝料請求よりも配偶者と不倫相手との関係解消、接触禁止を最優先にしたい方も多いはずです。

そこで、誓約書、あるいは示談書を作成した上で不倫相手とコンタクトを取り、内容について話し合った上で書面にサインさせる必要性は高いです。

一方、「離婚」を選択する場合は不倫相手に関係解消、接触禁止を求める必要はありません。

また、法律上、慰謝料は配偶者にも不倫相手にも全額請求できますから、まずは配偶者に慰謝料請求するのが通常です(※)。

そのため、関係修復の場合と比べて書面を作り、不倫相手と話し合う必要性は低いです。

もっとも、

  • 配偶者に資力がなく、きちんと慰謝料を支払ってもらえなそう
  • 不倫相手にもきちんと責任を取ってもらいたい

などという場合は、不倫相手に慰謝料請求することも検討しなければいけません。

その場合は示談書を作成の上、不倫相手とコンタクトをとって話し合いを進めていく必要があります。

誓約書と示談書との使いわけ、書き方などついては以下の記事で詳しく解説しています。

配偶者と不倫相手とは1個の慰謝料を二人で共同(連帯)して支払う関係にあります。あなたは、配偶者にも不倫相手にも慰謝料を請求でき、いくら請求するかも自由に設定できます。ただし、配偶者(あるいは不倫相手)から慰謝料の全額支払ってもらった場合は、不倫相手(あるいは配偶者)に追加の慰謝料を請求することはできません

⑥請求書面、内容証明を作成する

話し合いを書面で切り出す場合は請求書面を準備しましょう

請求書面は内容証明で送った方が効果的です。

請求書面や内容証明については後記の「話し合いのタイミング、切り出し方」でご紹介します。

⑦話し合いの場所を探す

話し合いの場所選びも重要です。

話し合いではどうしてもお互いが感情的になりがちです。

その上、第三者の目の届かない場所を選んでしまうと、話し合いがますますヒートアップする可能性があります。

そこで、話し合いの場所はカフェやホテルのラウンジなど、第三者の目が届きやすく、かつ、プライベートもしっかり確保できる場所を選びましょう。

加えて、不倫相手が行きやすく、交通の便がよい場所を選べるとなおよいですね。

⑧ボイスレコーダーを準備する

不倫相手と対面で話し合う場合はボイスレコーダーを用意しましょう

重要な証言を録音できれば、何かの証拠として使える可能性があります。

また、会話の雰囲気もわかるため、

脅迫された」、「無理矢理サインさせられた

などの不倫相手の主張を潰すこともできます。

ボイスレコーダーのほか

 ボールペン

■ メモ用紙

■ 証拠

■ 誓約書(1部)

■ 示談書(2部=あなた用、浮気相手用)

も忘れずにもっていきましょう。

話し合いのタイミング、切り出し方

事前準備が整ったら、いよいろ不倫相手に話し合いを切り出します。

タイミング

不倫相手に話し合いを切り出すタイミングは、配偶者と今後について話し合い、離婚するかしないか(修復か)を決め、不倫相手用の誓約書・示談書(いずれも原案)を作成した後、が基本です。

前述のとおり、配偶者と離婚するかしないかで不倫相手に対する対応が変わります。また、離婚は慰謝料の増額事由ですから、不倫相手に慰謝料請求するのであれば離婚を決めた後に請求した方がメリットです。

もっとも、慰謝料の時効には注意する必要があります。時効が完成すると慰謝料請求できなくなるおそれがありますから、その可能性がある場合ははやめに手を打つ必要があります。

切り出し方

話し合いの切り出し方は、

■ 電話
■ メール
■ 書面(請求書面) 

の方法がありますが、書面で切り出した方が余計な話をせずに済み、要求だけを端的に伝えることができます。

また、内容証明郵便制度を使って書面を送れば、不倫相手に心理的プレッシャーをかけ、その後の交渉がスムーズにいく可能性があります。

請求書面の書き方や内容証明の説明、請求書面を送った後の対処法などについては以下の記事で詳しく解説しています。

不倫相手との話し合いで聞くこと

不倫相手に話し合いを切り出した後、反応が返ってきたら話し合いに移りましょう。

ただ、目的意識のないまま話し合いをしても精神だけが疲弊し、無駄に時間が経過するだけです。

そこで、最低限、以下にあげる点を不倫相手から聞き出す、という目的意識をもって話し合いに臨むことが大切です。

肉体関係の有無等

まずは、「不倫相手と話し合いをする目的」でも述べましたように、

■ 肉体関係の有無
■ 故意・過失

について確認しましょう。

なお、この時点であなたは浮気調査と配偶者との話し合いによって事実関係は把握しているはずです。

そこで、まずは端的に肉体関係を認めるか否か(請求書面を使った場合は、書面に記載した事実を認めるか認めないか)を確認すればよいです。

認めない場合は?

認めない場合は、

■ 浮気によって酷く傷ついていること、困っていること
■ 家庭や家族が崩壊しそうであること 

などを伝えて浮気相手の心に訴えかけます。

それでも認めない場合は

■ 証拠をつかんでいること

■ 法的措置(調停、訴訟)も辞さない 

ことを伝え、より強行な姿勢を見せる必要があります

当事者間で埒が明かない場合は弁護士に依頼することも検討しなければいけません。

条件面

不倫相手が肉体関係と故意(過失)を認めたら、次は、誓約書や示談書に記載する条件面について話し合いましょう

配偶者との関係修復を望む場合は、主に

■ 関係解消、接触禁止 
■ 違約金
■ 慰謝料 

について、離婚する場合は「慰謝料」について話し合う必要があります。

書面へのサインの有無

最後に誓約書、示談書にサインできるかどうか確認します

サインするかどうかは不倫相手の自由で強制はできません。間違っても暴力や脅しなどでサインを強制してはいけません。

不倫相手がサインに同意し、修正が必要でない場合はその場でサインさせます。

一方で、修正が必要な場合は内容を修正した上で、後日、サインさせます。直接会ってもサインさせてもよいでしょうし、郵送でやり取りしてもよいでしょう。

不倫相手との話し合いの注意点

話し合いは原則二人で

話し合いは、原則、あなたと不倫相手との二人で行いましょう。

配偶者との話し合いは終わっているはずですから、配偶者を話し合いに参加させる意味がありません。

自分で話し合いを行うメリット

自分で話し合いを行う最大のメリットは、不倫相手に直接自分の想いを伝えることができる点です。

話し合いはこれまでどんな苦しい想いをしてきたのか、苦労をしてきたのかを不倫相手に伝える絶好の機会といえます。あなたの心の内や感情は、弁護士であっても完全に伝えることは難しいでしょう

また、弁護士に依頼しない以上、費用をかけなくて済む点もメリットといえますね。

自分で話し合いを行うデメリット

一方、デメリットは心理的負担を伴うことです。

不倫相手にもよりますが、心無いことを言われることも覚悟しておかなければいけません。お互い感情的になって話し合いが泥沼化し、本題に入れないまま終わってしまう可能性も否定はできません。

また、不倫相手が弁護士をつけてくる可能性もあります。証拠が不十分な場合は慰謝料請求そのものを否定され、話し合いが長期化する可能性も考えられます(必要十分な証拠を集めておくことが必要です)。

暴力を振るったり、脅したりしない

話し合い不倫相手に暴力を振るったり、脅迫めいたことをいうのは言語道断です。

内容によってはあなたが刑事上、民事上の責任に問われる立場に立たされるかもしれません。

不倫相手の受け取り方しだいで話し合いが頓挫する可能性があります。

また、不倫相手もボイスレコーダ―で会話を録音している可能性もあります。

脅迫されたと受け取られる可能性もあります。

言動には細心の注意を払いましょう。

※刑事上の責任➡懲役、罰金などの刑罰、前科/民事上の責任➡損害賠償

弁護士への依頼も検討する

一対一での話し合いに自信がない場合は、信頼できる第三者に付き添ってもらってもよいでしょう。

ただし、対応に慣れていないばかりに却って話し合いをこじらせてしまう可能性もあり、人選には注意が必要です。

また、あなたとしても大切な人に「修羅場」を体験させたくないという思いも強いと思います。

そこで、最終的には弁護士に対応を依頼するかどうか検討すべきです。弁護士に依頼するメリットは先ほど述べたデメリットの逆、デメリットは先ほど述べたメリットの逆と考えればよいでしょう。

※弁護士が話し合いの間に入ってくれる?

弁護士に依頼できるのは、基本、不倫相手に対する慰謝料請求を前提とする場合です。接触禁止(違約金の設定を含む)だけを求める場合は依頼を受けてくれない可能性があります。詳細は弁護士に直接問い合わせてみましょう。なお、誓約書・示談書等の書面の作成のみであれば行政書士に依頼することも可能です。

 

 

今回の内容は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

リョマ

リョマ

元検察官の法律ライター プライベートや家族との時間を確保するため自主退官/行政書士試験合格、離婚カウンセラー有資格者/常に「当事者の視点」に立ち、正確で、わかりやすく、役に立つ法律情報を発信中/婚姻歴7年/二児の子供をもつ父親/近年は実体験をベースとした離婚・浮気の情報発信に力を入れている